導入事例
IPO準備企業が押さえるべき勤怠管理の要件
監修: 内山 美央 / 更新日: 2026-04-08
IPO主幹事・監査法人から指摘されがちな勤怠・労務管理のチェック項目を社労士が解説します。
IPOを目指す企業が監査法人から必ず指摘される論点のひとつが勤怠・労務管理の整備状況です。
必須要件1:打刻の客観性。自己申告ではなく、PCログ・入退館記録・GPS等で裏取りできる仕組みが求められます。
必須要件2:未払い残業の洗い出しと清算。IPO申請前に過去の未払い残業を精算することが一般的で、勤怠データの遡及計算機能が必須です。
必須要件3:36協定・フレックスタイム制の適正運用。協定届の記載と実態の乖離があると致命的です。
必須要件4:管理監督者の範囲。名ばかり管理職の指摘を防ぐため、役職と職務実態の整合を記録として残す必要があります。
必須要件5:上場後も継続できる運用フロー。人事労務担当者の属人化を避けるため、システム化・マニュアル化が重要です。
これらを満たすには、単なるツール導入ではなく、就業規則改訂・運用フロー設計・教育を同時に進める必要があります。社労士の並走が有効です。